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疲れている彼と一緒にいるのは、辛い事じゃない。
気分のままに理不尽に当たり散らされても、それは自分に甘えているだけだから、何もかも納得して傷付けられていた。
感情の通りに動く剛は怖くない。
自分を必要としてくれていると思い上がれるせいでもあるし、周りに気遣われる度に『俺だけや』と言う優越感を抱けるからだ。
でも。
今の様にされるのは耐えられない。
剛の方が疲れていて感情のコントロールさえしんどい筈なのに、大人な振りをした。
目だけで笑ってみせる。
お前も疲れてるんやから、と労りの目線で気を遣われてしまったら。
俺はどうしたらええのか分からんくなる。
「俺は大丈夫やし。光一何処行きたい?」
俺の考えを見透かした様に問う剛が、子供みたいに笑うから。
その笑顔の意味が痛い程分かるから。
俺に、俺の事だけ心配していれば良いと促して。
違うねん。
堂本光一として、KinKi Kidsとして俺が在る為に必要なもの。
お前の隣でいる為の特権を奪わないで。
彼が優しく笑うから、俺は心配する事さえ許されない。
2011/02/11 halfwaytale Trackback() Comment(0)
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