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例えば、お前が少しずつ俺を忘れていく病になった時。
お前のその瞳が俺を映さなくなった時。
その耳に俺の声が届かなくなった時。
お前のその柔らかな頬に髪に触れられなくなった時。
例えば、お前の身体が冷たくなってしまった時。
俺は、それでも絶えずお前の傍に居たいと思うよ。
例えその唇が「剛」と象らなくなっても、二度とその身体に熱を取り戻さなくなったとしても。
いつもいつも、絶える事なくお前を見詰めていたい。
それはもう、愛なんて感情ではなくて。唯の独り善がりなのかも知れない。お前の負担ですらあるかも知れない。
けれど、いつまでもお前をこの腕の中に納めておきたい。嬉しい時も悲しい時も、だなんて陳腐な台詞だろうか。
愛してるよ。
明日世界に終わりが来ても、君の元に死が訪れても。
俺が、死んでも。
この思いだけは唯一の永遠。
2011/02/11 halfwaytale Trackback() Comment(0)
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