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寒いと思う前に、手を温めてくれる。
眠いと思う前に、毛布で包んでくれる。
寂しいと思う前に、キスをくれる。
欲しいと思う前に、全部くれる。
剛は自分にとってそう言う存在だった。
己の欲求を全て理解してくれる人。渇える前に潤してくれる彼に、聞いた事がある。
どぉして分かるの。どぉして、そんなに優しいん。
答えは返って来なかった。唯優しい笑みを向けて、頭を撫でられた。それが何を意味するのか、疎い自分にはきっと一生分からない。
剛がどうして此処に居てくれるのか。
未熟な自分を優しく守ってくれるのか。
彼は自分の事で精一杯な時でも、大丈夫かと聞いて来る。
ほんまはお前の方がしんどいのに、それでも必ず。どんな時でも。
俺がしんどいと、疲れたと思う前に。
癒すよりも治すよりもまず、寄り添ってくれる恋人を。
俺も大事に守れたら良いと思う。
2011/02/11 halfwaytale Trackback() Comment(0)
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